+--2007年12月16日--+

今年最後の新設図書館、杉並区今川図書館

今川図書館は12月16日オープンの図書館です。今年は千代田区、豊島区が新中央館をオープンさせたという新設図書館ラッシュの年でしたが、これが最後の新設図書館ですね。ちなみに来年も葛飾区と北区が新中央館をオープンさせますし、東京の図書館界はこれからもいろいろと忙しいようです。

今川図書館の場所は西武新宿駅の上井草駅とJRの西荻窪駅の真ん中辺りにあります。どちらかというと、上井草駅の方が近いですね。それでも1km以上ありますが。私は行きは西荻窪駅、帰りは上井草駅を利用したのですが、西荻窪駅からの道は駅近くの商店街が終わってもぽつぽつ古道具屋などがあったりして、寄り道しながら図書館まで行きたいところ(閉館時間の都合があるから寄れなかったけど)。

今川図書館は今川ゆうゆう館(60歳以上の方向けの施設)との併設施設ですね。2階建ての建物で、1階は全て図書館。2階の半分が図書館、もう半分が今川ゆうゆう館という構成ですね。2階が児童コーナーと多目的室で、その他の一般書架が1階。貸出カウンターは1,2階両方にあります。

入口では軍手をつかった人形がたくさん飾られて来館者をお出迎え。逆にこれがなかったら、ガラス張りの冷たい印象の入口なんですよね。オープン後しばらく経っても、何か飾り続けてくれた方がいいなあ。

入口を入ると、正面に新聞・雑誌コーナー。右に進むとカウンターがあり、カウンターのさらに右に書架があります。カウンターの前にある2階への階段を上がると、右側が今川ゆうゆう館、左側が今川図書館児童コーナーとなっています。

カウンターの手前には特集コーナーがあります。でも、この特集コーナー、腰程度の高さの3段棚を使っているのでイマイチ見づらい(もっと目の高さに近い方が絶対見やすいです)上に、ガラス戸の中に入っているので展示本を気軽に手に取りにくい。特集コーナーを見て、読みたい本を見つけて借りる、ということを実際にしたことない人がこのコーナーを作ったのかな。もっと手に取りやすい特集コーナーにして欲しいですね。

特集も現在は「大人のための図書館」という展示なのですが、ゴルフの本、東洋医学の本、荻窪風土記、、と範囲が広すぎて特集になっていない。開館の準備に忙しくて、特集コーナーに構っていられなかったのかもしれないけど、もうちょっとテーマをはっきりさせた特集を期待しています。

書架はまだ開館したばかりなので、そんなに本がありません。見たところ、全てが新しく購入した本のようですね。渋谷区の臨川みんなの図書館では、オープン時に他の区立図書館から移籍させた本がたくさんあったけど、杉並区では方南図書館のときも全て新規購入本だったような気がします。むしろ渋谷区のパターンが珍しいのかな。

また、雑誌コーナーも、バックナンバーは全くなし。これも江戸川区の東葛西図書館では、オープン時に既にバックナンバーが何か月分だったかある状態だったんですよね。こういうの、微妙に区によって違うものですね。

で、今川図書館では空きの多い棚の状態を使って、本を表紙を見せる向きでたくさん置いてあって、それはすごくよかったですね。タイトルだけだと手に取らないようなジャンルも、表紙のデザインが気になると手に取っちゃったりしますもん。

ただ、配架図が書架の入口近辺にしかないので、あれを見て、これを見て、、、としたい場合、いちいち配架図のある場所まで戻らないといけないのが面倒。もっと書架のあちこちに配架図を貼って欲しいですね。

あと、書架エリア入ってすぐの場所に閲覧机があるという造りがどうも落ち着きません。机席ってやはり腰を据えて読むときに使うものだし、一番人通りのある場所あると、座っている方も落ち着かないし、周囲を通る方も気を遣います。椅子席やベンチだったらまだわかるのですが、なぜここに机を置いたんだろう。

書架入って右の方には壁に沿った机席も用意されています。ここはコンセントもあるので、持参PCの利用もできるのかなと思いましたが、それはできないとのこと。そしたらこのコンセントは何のため?もしかしたら将来的には持参PC利用も考えているのかもしれませんね。

ちなみに持参PCが利用できるのかを職員さんに聞いたとき、「杉並区立図書館では持参PCの利用はできません」って言われたけど、杉並区中央図書館の2階の一部ではできたと思うんだけど。面倒だったので突っ込みませんでしたが。。。

書架の壁際にネット閲覧PCもありますね。カウンターに申し込んで専用のコインをもらい、それを入れると利用ができる仕組みです。杉並区中央図書館も同じシステムですね。

2階の児童コーナーは、切り紙がゾウが壁に貼られていたりして可愛い。児童向けの小説の棚には、珍しく作者名の見出しがたくさんついていました。考えてみたら、他の図書館の児童コーナーの小説の棚ってそんなに著者名見出しとかないんですよね。これは試みとして面白いかも。

また、オープンイベントで多目的室で外国語の絵本の展示していました。(たぶん)英語の絵本ばかりだったので内容もわかるし、いろいろ手に取ってみました。多目的室ではこれからも展示等をしてくれるのかな。

杉並区立図書館は平日20時まで開館しているのですが、今川図書館だけは21時まで開館するのだそうです。最近の東京の図書館はどんどん夜が長くなりますね。利用者も遅くまで働いているから、これもそんな社会の反映ですね。

今川図書館のいいところは、音が響かないことですね。来館者が多いオープン日、子供が騒いだりもしていたのですが、そんなにうるさくないんですよ。豊島区中央図書館などもそうなんですが、こういう吸音性の高い図書館は居心地がいいですね。

今川図書館はサークル活動なども行われるであろう今川ゆうゆう館との併設なので、特にこういう配慮をしたのかもしれません。こういうことにどれくらいのコストがかかるのかわからないけど、そんなにコストが増えないことだったら、全ての図書館で取り入れて欲しい!

この記事へのコメント
1. Posted by tyanmaru    2007年12月19日 00:42
ここが新しく出来ると知り、Takeniさんは、きっと駆けつけるんだろうな、なんて考えていた所でした(^_^.)。

ここを企画した人や館長さん、図書館をあんまり利用していないんでしょうね。ベテラン職員とか、ベテランお客の声を聞けば、とりあえずつっこみ所を減らせますよね。

2. Posted by Takeni    2007年12月19日 08:33
tyanmaruさん、こんにちは。予想通り、初日に行ってきました(笑)。

図書館を新設するにあたって、先人の知恵を聞かないで動くのはあまりにも愚かだし、でもベテランが幅を利かせすぎて新しいアイデアが採用されないのも困るし、その辺はバランスをとって欲しいところですね。

ただ、今川図書館の突っ込みところは、後から変更できそうなところが多いので、それは幸いかも。後から変更しにくいであろう吸音性はとてもいいですしね。今後に期待です。
3. Posted by パリマナ    2009年01月18日 12:43
4 いろいろな図書館情報ありがとうございます。
1・17の日、電話で持参PCできるか確認したら、出来ますということでした。今から、行ってきます。
4. Posted by Takeni    2009年01月19日 12:35
パリマナさん、こんにちは!

今川図書館の閲覧席は、開館当初から電源が用意されていたので、きっといつかはと思っていたのですが、持参PCが使えるようになったのですね。
私の方でも確認してみます。ありがとうございます!
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