2007年11月

+--2007年11月30日--+

「復讐するは我にあり」佐木隆三


復讐するは我にあり」読了。

これは港区立図書館ホームページのおすすめの図書ページの特集「一寸昔の話題本」(12月20日まで掲載)で紹介されていて、面白そうだと思い、読みました。

読み終わった感想は面白いなんてものではなく、空怖ろしい。これは昭和38年に実際に起きた西口彰連続強盗殺人事件を元にしたノンフィクション・ノベルなのですが、指名手配されて逃亡しながらも詐欺と強盗殺人を繰り返すんです。しかも裁判所とか弁護士事務所とか、普通に考えたら気付かれる可能性の高そうなところで詐欺を犯すんですね。

そんなことをする一方で、気前がよかったり親切な行動をとることもあって、もちろん騙そうとする相手を安心させるためのテクニックでもあるんでしょうけど、そういういい面だけ見せて去っていくこともあるんですよね。親切も気まぐれなら、犯罪も気まぐれって印象。何を考えているのか本当にわからない。もしかしたら本人にもわからないのかも。

最終的には泊まった先の小学生が指名手配の写真と同じ顔だと気付いて逮捕されるのですが、それまで大人達は次々と騙されてきたんですよね。自分がこの人に会ったら何か怪しい人だと気付けただろうかと思わずにはいられません。これとは別に、逃亡者の目の前で、言うことを聞かない子供相手に母親が「そんなわからない子は、殺人魔にあげちゃいますよ」と叱って、、、というエピソードも出て来るんだけど、それもあわせて子供の方が西口彰の恐ろしさに気付く直感を持っていたのかもと思ってしまいます。

それと、この犯罪者が新聞報道によって捜査状況等を知り、逃亡に役立てたというのも考えさせられますね。彼は逃げているだけじゃなくて、逃げながら犯罪を犯していくから、警戒を呼びかけるためには今どこにいそうかという情報を流した方がいいんだろうけど、犯人もそれを見て裏をかくことができるんですよね。

そうやって逃亡して2ヶ月半の後に逮捕されるのですが、裁判はそんなに時間がかからず、三審に至っては被告人の方から上告を取り下げて、死刑が確定。何か、犯罪から取り調べ、裁判に至るまで、「気まぐれ」という印象がつきまとうんですよね。私が読んだ文庫本の解説にはこれを「不条理」と表現していたけど、もっとふわふわしているというか、つかみどころがないという感じ。

ネットで検索すると西口彰の写真もヒットするんです。どんな人か知っているから空恐ろしいんだけど、知らなかったら殺人犯には見えない。目に焼き付いちゃったその写真を記憶から消去したいですよ。ネットって怖ろしい。。。

+--2007年11月29日--+

「東京映画名所図鑑」冨田均

東京映画名所図鑑
東京映画名所図鑑」読了。

私、この度、反省しました。いや、この本を読むまでもなく、「十九歳の地図」に関する私の感想ヘビーユーザーさんのコメントを読んでいただくとわかるのですが、私はあまりに人物の心情ばかりを見て、舞台の方に目を向けていなかったなあと。

確か先日の久米宏のラジオ番組で阿久悠の特集をやっていたときに聞いたと思うのですが、阿久悠氏が『最近の詞は作家の書きたい想いを書くだけで、情景描写などを使ったりして、書きたい思いを客体化させたり、広く共感を得られるよう一般化させたりを全くしていない』みたいなことを言っていたそうなんですね。ちょっと私が阿久悠氏の言わんとするところを広義にとらえているかもしれませんけど。

私の映画の観方は阿久悠氏が嘆いていた鑑賞の仕方に他ならないのかなぁと、この本を読みながら反省したわけであります。

本の内容は、タイトル通り映画の舞台となった東京の風景を次々と紹介してくれる本。巻末には図鑑の名にふさわしく、映画タイトルによる索引、出演俳優による索引、そして映画のシーンによる索引(「出会いと別れ」「彷徨」「走り」などのカテゴリーに分かれている)などもついています。本の発行が1992年2月なので、取り上げられている映画は1991年の映画までですね。

読んでいて私が特に観たいと思ったのが、「乱れからくり」と「太陽を盗んだ男」。「乱れからくり」は旧古河庭園で次々と殺人事件が起こり、それを探偵役の松田優作が解決する映画のようです。洋館でのミステリーなんて小説の中だけの話かと思っていたけど、考えてみりゃ実際に洋館があるんだから、それを使って実写を作れるんですよね。あそこは庭園も広いし、舞台として面白そう。

「太陽を盗んだ男」の方は長谷川和彦監督作品で元々いつか観たいと思っていたのですが、この本の中で何度も取り上げられる(ということは東京のあちこちでロケーションしている映画なんですね)ので、ますます熱が上がりました。図書館で所蔵しているかな。

場所で言えば、銀座が4つの川に囲まれた島だったんですね。考えてみれば確かに周囲に「〜橋」という地名が多いですもんね。今度図書館で古い地図でも見てみよう。

また、新宿という街に対する印象が、著者と私であまりにも違うのが興味深い。1971年生まれで京王線沿線の都下の新興住宅地で育った私には、新宿は都心に出るときの入口であり、ちょっとした買い物をするときに行く場所なんですよね。紀伊国屋とか伊勢丹とかがメインの行き先といったところ。

一方、1946年生まれの著者(私の母と同い年だ)には、暴力と活気に満ちた街。学生運動やべ平連、アングラ、ヒッピー等々が拠点を置いていたといっても過言ではない街。著者によると今の新宿は「終わっている」のだそうです。まあ、それを言ったら、どこかが新宿の代わりになったわけでもないので、日本人が終わっているとも言えるのかも。自分で何かを作ろうとする力より、作られている流行に乗っかる雰囲気の方が強いですもんね、今って。

新宿といえば、先日自転車で方南図書館に行ったときの帰り、都庁を見直したんですよね。西から自転車で近づいていき、新宿中央公園近くまで来て見上げたときの都庁っていいものだなあって。ほとんど高い建物のないところから、東京オペラシティなど高い建物がぽつぽつ見えてきて、新宿の高層ビルが並ぶエリアの最初のビルとしての都庁。

また、図書館関連で面白かったのが、この本を読んで知ったのですが、北区中央図書館って陸軍火薬製造分工の跡地なんですね。北区では来年新中央館がオープンする予定なのですが、その新中央館は陸軍兵器工場として使われていた赤レンガ倉庫を利用して建設しているんですよ。北区に陸軍の施設が多かったことの反映ですね。

見方を変えたり知識を増やせば、もっと違った東京の姿が見える。五感と頭をフルに使って、東京を味わっていきますぞ。

+--2007年11月27日--+

千代田Web図書館

昨日から千代田区立図書館で「千代田Web図書館」というサービスが始まっています。電子図書をインターネット上で貸出・返却を行なうサービスだそうで、公式サイトでは『日本の公共図書館では初めて』のサービスだと謳っていますね。

ただ、これ、来年の3月末までは千代田区内在住の人しか使えないんです。でも、千代田図書館に行けば、ログインした状態のパソコンがあり、体験版として利用できるということでさっそく行ってきました。

千代田図書館は千代田区役所庁舎9,10階にあり、区の職員さんの昼休みにぶつかるとエレベータ前に長蛇の列が出来ていたのですが、今日行ったら4つあるエレベータのうち、一番手前が9,10階専用エレベータとなっていました。今日行ったのは午後だったので、これで昼休みの混雑が解消されたかどうかわかりませんが、少しでも解消しているといいですね。

9階に着いてカウンターで千代田Web図書館を使いたい旨伝えたところ、私が何を言っているのかわからない様子で、「少々お待ちください」と職員さんが奥に引っ込んでしまいました。千代田Web図書館は日本の公共図書館では初のサービスということでプレスリリースなども相当していたっぽいのですが、まさか知らない職員さんがいたとは。。。しばらくしたら別の職員さんが出てきて、デモ機に案内してくださいました。

デモ機はCD等の視聴覚資料の隣にぽつんと置かれた机の上に1台あるのみ。座ってちょうどいい高さの机なのに椅子もないので、立っても操作しにくいし、床に膝をついても操作しにくい。更にログインされてない状態だったので、デモ機として機能していません。誰かがデモ使用したあとログアウトしちゃったんですね。職員さんにログインされてない旨伝えて、ログインしてもらって、その時「ログアウトしないでくださいって紙を貼った方がいいんじゃないですか」って言ったんだけど、あの後実際に貼られたのでしょうか。

何かこういうの、温度差を感じるというか、千代田図書館ってマスコミにもよく登場して、上の人なんかが想いを語ったりするのですが、現場には全くそんな空気がないんですよね。職員さん自身、このサービスを試用してみたりしたのでしょうか。結構、「何か上の人間がまた新しいことやり始めたけど、こっちにはちゃんと説明してくれてないし〜」みたいな感じだったりするのでは。

新しい試みをいろいろするのもいいけど、千代田図書館はもっと上の人間と現場の人間がちゃんと同じ方向を向く必要がある気がしますね。組織内のコミュニケーションをちゃんととって、マスコミ受けをよくするのでなく利用者のことを考えた図書館運営をして欲しいものです。

さて、お小言はこの辺にして、デモ内容の話へ。このWeb図書館では、「XMLタイプ」「PDFタイプ」「Flashタイプ」の3種類の電子図書を扱っているのですが、それらのファイルをダウンロードして利用するのではなく、WBOOKというソフトで千代田区立図書館のサーバ内のファイルを見るという形のようです(キャッシュには保存していると思うけど)。

電子図書を見る前にまず貸出処理が必要です。カテゴリー別のリストやタイトル・著者・出版社での検索で読みたい電子図書が見つかったら、その図書の「貸出」ボタンを押します。ログインしている状態ならそれで貸出処理が終了。あ、図書を探すだけなら、ログインしていなくても千代田Web図書館のページからできますよ。

貸出した本を読みたいときは、千代田Web図書館内の「マイライブラリ」ページにアクセス。すると、自分が貸出している本が一覧表示されています。読みたい本の「読む」ボタンをクリックすると、Wbookが立ち上がり、その本が開きます。

が、これがとにかく遅い!ただ、このデモ機はWebページの表示にもやたらと時間がかかっていたので、Wbookの立ち上がりが遅いというよりは単にこのデモ機の通信速度が遅かっただけなのかも知れませんが。しかしこんな遅いデモ機を持ってくるところからしても、力が入っているんだかいないんだかよくわからないわ。。読むの自体は、eBookを読める他のソフトとそんなに変わらないですね。文字の大きさを変えられたり、付箋をつけたりもできます。

一度に貸出できるのは5冊14日間までなのだそうです(他の人の予約がなければ1回のみ1週間延長可能)。返却したくなったら「マイライブラリ」ページにある一覧の該当図書の「返却」ボタンを押せば返却終了。延長も「延長」ボタンをクリックでできるようです。

でも、これはこのサービスというより電子図書に関する個人的感想ですが、本が寝転がったりしながら読めるのに対し、パソコンでしか見られない電子図書はちょっと疲れますね。一般の書籍が発行されていなくて、電子図書でしか読めないものがあったら利用するかもしれないけど、そうでなかったら書籍で読みたい。

あと電子図書の読み方としては、電子ブック専用端末なんかもありますよね。奈良県生駒市立図書館が電子書籍専用端末機での貸出をしていますが、パソコンよりはこちらの方が紙の書籍に近くて読みやすいかも。

まあ、この千代田Web図書館も書籍の内容次第ですかね。人気のある書籍が読めたら利用者も増えるかもしれないけど、そういう書籍を出版社側が電子書籍にするかどうか。来年の3月以降は区内在住者に限らず利用できるかもしれないから、そのときのラインナップを楽しみにするとしますか。

+--2007年11月25日--+

黎明橋

先日のコメントで、みなと図書館の「世界の子どもの本」展示会を教えていただいたので、最終日の今日慌てて行ってきました。展示の内容はこちら

で、今日はみなと図書館から直接勤務先(ちょっと説明しておくと、私は自営業とバイトの兼業なんです。バイト先が有明方面)に向かったのですが、黎明橋から海側を眺めた景色はいいですね。今まで黎明橋を通るときって晴海トリトン側の歩道を通っていたのですが、今日海寄りの歩道から海側を眺めたら、何やら青くて高い塔と晴海グランドホテルだったかな、ホテル名のロゴがあまり今風でなく、郷愁をそそられる雰囲気でよかったです。そこで一句、、、といきたいところですが、そう上手くはいかないんだな(笑)。

+--2007年11月24日--+

布絵本が完成! 。。。ですが

ここのところ、コメントの返事も遅れがちですみません。何をしていたかというと、ちょっと前に記事にも書いていた布絵本を作っていて、ついに完成しました。

表紙がこんな感じで、このねこちゃんが取り外せるようになってます。
表紙

中をあけると
1-2ページ

扉は開くようになっています。
1-2ページ2

食べ物はマジックテープでくっついているので取り外し可能。
3-4ページ

ベッドも袋状に入っているので、ねこちゃんも眠れます。
5-6ページ

しかし、完成させて気がつきました。表紙が逆だ!
これ、朝起きて、支度をして、御飯を食べて、お友達のお誘いがあって、遊びに出かけるというストーリーなんですよ。これじゃ、帰って夕飯食べて寝るというストーリーです(笑)。

これは私の弟の娘にあげようと作ったのですが、今日これから親戚が集まるというので今日中に仕上げたんですね。なので、作り直す時間はありません(笑)。表紙であるべきほうに、表紙っぽい飾りをつけようかとも思ったけど、付け焼刃になりそうだし、もうこれでよしとすることにします。許せ、姪よ(笑)。

では、実家に行ってきま〜す。

+--2007年11月22日--+

「いとしい」川上弘美


いとしい」読了。

これはひろねこさんの記事を読んで、読んでみようと思いました。

人を好きになるってなんでしょうね。人を好きになるって決めて好きになるって、書くと変なことだけど、もしかしたら無意識の部分でそういうことをしているのかもしれない。誰か一人を選ぶって、無意識だろうと意識的だろうと他の人という選択肢を捨てるってことだし。

年月を重ねるにつれ、昔より簡単に人を好きにならなくなったなあと思います。たぶん人を好きになるってある種の思い込みのようなものが必要なんだと思うんですよね。今はたとえ「私にはこの人しかいない」と思ったとしても、その人がいなくなったらなったでどうにかなることを知っているので、自分でもその感情を「はい、はい」と流してしまったり(笑)。

+--2007年11月21日--+

杉並区方南図書館まで自転車で

今日は杉並区立方南図書館に行ってきました。自転車で(笑)。

日曜に自転車で蒲田まで行ってから、自転車を使うか電車を使うかの判断基準がかなりずれちゃいました。距離(km)の十の位が1なら、自転車で行けるじゃんって(笑)。こうなってくると体力よりも所用時間の方がその他の生活に影響を与えてきてますけど、まあそのうち飽きるだろうし、飽きるまでは楽しんでみようかと。

自転車のいいところは寄り道がしやすいところで、今日は中野区の川島商店街にある「インド定食サモサ」に寄り道。先日、パソコン教室 matka(マトカ)さんのブログで、東京図書館制覇!を紹介していただいたのですが、このmatka(マトカ)さんのブログはパソコンネタのみならず地元の情報などもときどき書いていらっしゃって、10月20日の日記にはおいしいカレー屋さんの話が。

最近、私、何だかカレーづいておりまして、日曜に行った蒲田図書館では「カレー食堂」という本を借り、帰りには江東区役所と東陽町駅の間にある南インド料理屋でカレーを食べました。今日の朝は、「カレー食堂」P12掲載のかぼちゃカレーを作り、昼をインド定食サモサで食べて、夜はまたかぼちゃカレーを食べるという、まさにカレー三昧の食生活。

川島商店街は駅で言うと丸の内線中野新橋駅が最寄になるのかな。東大教育学部附属中学の北あたりになります。インド定食サモサはテイクアウト中心のようで、席は3つしかなかったけど、ナンを焼いている様子が間近で見られるので面白かったです。インド人(聞かなかったけどたぶんそうでしょう)のお兄ちゃんも見られていることを意識して微笑み返してくれるし。

私が食べた野菜たっぷりカレーはおいしくて、日曜の江東区役所そばの南インド料理屋の野菜カレーより食べやすくてペロッといっちゃいました。まあ、日曜の夕食がペロッといかなかったのは、味がどうこうよりカレーの前に欲張って野菜サモサ(具を皮で包んで揚げるインド料理)を頼んだのが原因という気もしますが。

腹ごしらえも済んだところで、方南図書館へ。今日はおはなし会の日だったようで、お母さんと子どもの利用者がたくさんいました。

続きはこちら

+--2007年11月20日--+

「博士の愛した数式」小川洋子


博士の愛した数式」読了。

小川洋子の本は初めて読みました。そういや大学生のときに、友達に「妊娠カレンダー」を薦められて、無関心そうにうなずいたら、「全然読む気ないでしょ。小川洋子とか読みそうにないもんね。」と言われました。何を持って、小川洋子を読みそうにない人と判断されたのかわかりませんが、実際16年後の今まで読んだことなかったですね。

で、読んだ感想はといえば、一見暖かい世界を書いているようで、冷たい現実を思い知らされるって感じ。「永遠の想い」とか「理想」とかって、数学という観念の世界や、80分しか記憶が持てないという変わった設定を持ってしないと描けないことなのかもな、と思ってしまって。永遠なんて数学のような観念的な世界にしか存在しないんですよね。。。現実は諸行無常です。

でも、見方を変えれば、無限を実際に見たことないのに、人間は概念として無限を理解できるんですよね。小説内に出てくる「実際には線分しか見たことないのに、人間は直線という概念を持てる」って話、私も予備校の先生から聞いたことがあって、当時とても感銘を受けたのですが、この小説にも出てくるということは先生オリジナルの話じゃなくて、有名な話だったのか(笑)。

ただ、一つ思うのは、私の中の博士は寺尾聰ではないし、私の中の家政婦は深津絵里ではないぞ。もっと汚くて普通のおじさんと、もっとさえない平凡なおばさん。その平凡な人たちの中に数字の世界が広がっている。見逃しているだけで、素数(が象徴している魅力的で崇高なもの)は日常のあらゆるところにあるのです。

+--2007年11月19日--+

「あうる」10/11月号

毎回感謝するばかりですが、今号の雑誌「あうる」(旧「図書館の学校」)も編集部さんのご好意で送っていただきました。本当にありがとうございます。

今号の特集は「図書館で出会う“わかる”楽しさ」。ここ最近よく取り上げられている旭山動物園の中に「動物図書館」があるのって知ってます?私は知りませんでした。サマースクールで調べ学習をしたりもするそうで、動物園のおまけ施設なんてものではなく、下手な地域図書館より学習支援機能はしっかりしているのかも。但し、蔵書数は少ないし、貸出もしていないのだそうです。

続くアフガニスタンの子ども図書館の話は、図書館が充実している東京の状況を当たり前と思っちゃいけないなというか、何の危険もなく呑気に自転車遠征などしながら図書館に行ける状況に感謝しないといけないし、せっかくのその状況は積極的に活かしていかないと、と思いますね。

巻末の方には、「高田高史のレファレンスひろば」という、Web図書館の学校のレファレンス講座と連動した連載が始まりました。レファレンスのお題が出題されて、それに読者が回答して、という企画なのだそうですが、面白そうだと思ってそのWebページに行ってみたら会員専用ページでした。でも、誌上でその集まった回答を総括するようなので、今後の連載に期待です。

その他、座間市立図書館の体験型講座の記事の、コピーの切り貼りだらけの発表をした子どものエピソードにハッとしたり(子どもに限らず大人の世界でも、一見手抜きをしたようで実は正反対ということはありそう)、連載「本の謎解き帖」での同じ本を作る難しさの話を面白く読んだり(今はデジタルデータがあって当たり前だから、単行本の文庫化もそう難しくないと思うけど、活字を組まなきゃいけなかった頃は判型が変わったら一から組み直しなんですね)。

誌名を変えてから「調べる」により重点を置くようになっていますが、もっと気軽に図書館をよく利用している人や本をよく読む人にとっても面白い内容になっています。

私ももっと図書館で「調べる」ことをしたいとも思いますが、今は「訪問する」が主になっちゃってますね(笑)。体当たり系ブログ運営者(?)としては、同じレファレンスを23区の図書館でしてみて、どんな回答が返ってきたか比較する企画もいいかもと思ったりします(これ、書いたことありましたっけ?)。

まあ、まずは先に制覇を済ませないと。年内制覇に黄色信号が灯りつつあるような気もするけど、気合で何とかしましょう(笑)。

+--2007年11月18日--+

走行距離更新

今日は自分のママチャリ走行距離最高記録を更新しました(笑)。

今日の目的地は多摩川図書館下丸子図書館の真ん中辺にある友達の家。そしてその途中で蒲田図書館に寄るという計画。距離にすると片道25.5kmです。

これまでの最高が荻窪か大森かどっちかだと思っていたのですが、荻窪までが21.8km、大森までが19.6kmなので、余裕で更新ですね(笑)。友達の家で「実家(多摩センター)までも自転車で帰れば」「それはさすがにしないよ〜」なんて話していたのですが、帰ってから計算したら実家までは片道43.7km。今日の往復でそれを超えてるからできない話じゃないんだな(笑)。

ルートとしては、葛西橋通りで門仲に出て、築地を通って海岸通りへ。途中で第一京浜に入ってしばらく行けば、そこはもう蒲田図書館(こう書くと近そうだ 笑)。その後は環八に出てちょこちょこ行けば友達の家です。

品川にあるお客様のところに自転車で行ったことが何度かあるし、海岸通りまでは目新しくもない道だったのですが、日曜の昼間に通ったことがなかったみたいで、築地の人の多さにびっくり。日曜のちょうどお昼の時間って、一般客で賑わっているんですね〜。皆さん、ビールジョッキ抱えて、ご機嫌そうに食べて飲んでいましたよ。

これまで人がいるのを見たことがない埠頭公園も、野球のユニフォームを着たちびっ子で溢れていて。曜日・時間帯が違うだけで同じ場所が全然違う印象になりますね。何か正しい道を通っているのに、道を間違えたんじゃないかって感じの妙な違和感をずっと感じていました(笑)。

で、そろそろ第一京浜に入ろうとしたところで、第一京浜がどうこう言っている看板が目に入ります。東京国際女子マラソンで第一京浜が通行止めとのこと。早く目的地に着くためには、観客で溢れているはずの第一京浜沿い歩道は避けた方がいいということになりますが、こんな機会はなかなかなさそうなのでどんな様子かちょっと見てみたい。というわけで、当初の予定通り第一京浜へ。

品川図書館前を通って、新馬場駅の辺りから第一京浜に入ると、歩道に観客と警官・係員がうようよと。この時点では、まだしばらく来ないからご歓談みたいなムードで、人の数も「ぽつぽつ」よりは多いけど「ぎっしり」ではないくらい。人がガードレール沿いに並ぶ中、自転車で通って行くのは明らかに迷惑なのですが、ちょっと見てみたいし、もちろん歩行者優先で通るから許してね、とそのまま第一京浜を走行。

私が歩道を自転車で走るときって大体時速10kmなんですよ。信号を守って(当然ですけど)、歩行者優先でなるべくベルもならさず、街並みを楽しみながら進むと大体これくらいになると思うのですが。で、マラソンは42.195kmを2時間半くらいで走るから、絶対途中で追いつかれると思ったんですね。だから、マラソン選手が走る横を自転車で走る私を想像していたのですが、追いつかれてないけど立会川駅に来ちゃったよ、、、追いつかれてないけど鈴が森に来ちゃったよ、、、と思っているうちに、ついに選手より先に折り返し地点の平和島に到着。

ただ、明らかに近づいている様子はあるんですよね。第一京浜沿いのマンションから『今までテレビで見てたけど、近づいてきたから歩道に出よう』という様子の人が出てくるし。ここで先を急ぐのはちょっともったいないと思って、平和島の折り返し地点の観客に紛れ込みました(笑)。

数分のうちに、先頭集団が目の前に。先頭の3人とちょっと離れた4,5位だけ見ていったんだけど、4,5位が結構お疲れ風に見えたのに比べて、先頭の3人は互いに火花散らしてる感じ。生のマラソンなんて見たことないので、折り返し地点でのお疲れモードと戦闘心漲りモードのどちらが普通なのかよくわかりませんが。ただ、21km走行時点のお疲れモードの国際的選手より、21m走行時点の私の方がはるかに遅いことは確かでしょう(笑)。

マラソンも見られて気が済んだところで、もうちょっと漕ぎ進んで蒲田図書館へ。蒲田図書館は指定管理制度導入後、特集展示コーナーを設けたり、図書館通信を発行したり、いろいろ工夫されていました(詳しくは蒲田図書館訪問記で。この文章は、ここまでで既に長すぎですし 笑)。新しく設置された特集コーナーの今の展示は「心にホッと からだにHOT!」で、心の癒し系の本やアロマセラピーの本からカレーの本まで。そういえば、最近辛いものを食べていないかも。と思って、「カレー食堂」を借りてしまいました。返しに行くときには、また自転車で行くか?!

その後、無事友達の家にも着いて一安心。さすがにちょっと体がこわばっている感じがあったかな(笑)。帰りのことを考えると、友達の家に遊びに行ったというよりは、折り返し地点の休憩時間でもあったりして(笑)。

帰りは寒い身体を暖めるために飛ばし勝ちなのを理性で押さえつつの走行。鈴が森で海岸通りに入ったので大井競馬場前を通る形になったのですが、正面ゲートの上に騎手のユニフォームが並んでいるんですね。私は競馬は全然見ないのですが、わかる人には「あの模様はあの騎手」ってわかるんですよね、きっと。

と、家までの往復51kmを無事終えました。今のところ足とかは少々疲れたという程度ですが(もちろん、数日後に筋肉痛の可能性はありますね)、内股が赤くなって痛いんです(笑)。これは走行距離が長いとしょうがないのか、それともママチャリなのが悪いのか、ちょっと厚めのコットンスカートが悪かったのか。今後は皮膚ケアにも気を配らないとですね。